「フランス人は10着しか服を持たない」今更ながら読んだので、感想を書いてみる。【シンプルライフ】

こんにちは。
シンプルライフ＆ミニマリストを目指し断捨離を続けている
アラフォー主婦、セリです。

少し前に大ベストセラーになった本、
ジャニファー・L・スコット氏の
「フランス人は10着しか服を持たない」を今更ながら読んでみました。

今回は、本の感想を書いていきます。

断捨離エッセンスも入ったベストセラー「フランス人は10着しか服を持たない」を読んだ私の感想。【シンプルライフ】

アメリカ人のジェニファー・Ｌ・スコット氏が書いた
超ベストセラー本
「フランス人は10着しか服を持たない」を
今更ながら読んでみました。

シリーズは２冊あり、今回読んだのはそのうちの１冊目です。

書評や口コミでは色々な意見があり、
「目新しいことはない」とか
「他の片付け本にも同じような事はある」とか
「実際は洋服は10着以上持つんじゃないか」とか
厳しいことも言われているようです。

そういう口コミがある事を知った上で
今回読んでみたのですが、
思っていた以上に私はこの本、好きです。

日本語に訳された本のタイトルが
「フランス人は10着しか服を持たない」となっているので
誤解されがちですが、
この本では持ち物を減らすことや片付けが
メインテーマという訳ではありません。

オリジナルのタイトルは
「Lessons from Madame Chic」。
フランス人のマダムシックから教わった事、
というような感じでしょうか。

なので、断捨離やミニマリスト的な本だと思って
手に取った方にとっては期待はずれになってしまうかもしれません。

オリジナルのタイトル通り、
この本は典型的な大量消費型アメリカ人だった著者が
フランスに留学した際にホームステイしたお宅の
フランス人マダムから教わった、
暮らしの質を高めるさまざまな事が書かれています。

その中の一部で
「メインの洋服を１シーズン10着ぐらいに決めて
毎日の負担を減らしましょう。
身軽に、ストレスのない暮らしをしましょう。」
という提案がされています。

なので、厳密に言えば
著者はこの本の中で
「持っている服を10着だけにしましょう」
と書いている訳ではなく、

「似合わない服や着ていない服、質の悪い服は処分して、
着たい服を楽に管理できるようになろう」
という事を言いたいだけなんですよね。

洋服に限らず、毎日の生活の中で使うモノ全てに関して
「好きじゃないもの、使い心地が悪いもの、
多すぎるものは減らして快適に暮らす」
という事は意識しているので
その点ではこの本から得るものはありませんでしたが、
それ以外の部分から気づかされたことは沢山ありました。

どちらかというと最近の日本もアメリカに近い、
大量消費＆時短優先の世の中になっています。

そんなアメリカからフランスに行って
フランス人の生活を目の当たりして学んだことは
私にとっても有益なことばかりでした。

例を挙げると、
・食事はきちんと味わって食べる
・運動は毎日の生活の中でできる
・姿勢を良くする
・身近な人にもマナーをもって接する
などです。

確かに、これらの事は
日本で出版されている他の本にも
書かれている事かもしれません。

ですが、アメリカ人らしい独特のユーモラスな語り口に
著者の観察眼とみずみずしい表現が合わさると、
フランス人の質を大切にする毎日の生活が
とっても素敵なものとして伝わってくるのです。

目を閉じれば、その情景が浮かぶようで、
「ああ、私もこういう生活をしたい」
と思わせてくれます。

一言で言うと、
「その気にさせるのが上手」、
とでも言いましょうか。

これって、こういったハウツー本には
非常に重要な要素だと思います。

あと、この本で学んだ大きなことは
「毎日の生活でささやかな喜びを見つける」
という事。

私はおかげさまで毎日楽しく生活していますが、
それでもやりたくない事はあります。

やりたくない事をやる時に、いやいやそれをやるよりも
その作業の中で少しでも楽しめる点を見つけた方が
毎日の生活がより豊かになりますよね。

これも、本当にこれまで沢山の本に書かれてきた事ですが、
この本からだと素直に「そうだよね」と思えるのが
自分でも不思議でした。

毎日の生活のストレスを減らしたい、
という方にはもちろん、
「最近おもしろいことがないなー」という方にも
この本は有効だと思います。

機会があれば、是非読んでみてくださいね＾＾

以上、
「「フランス人は10着しか服を持たない」今更ながら読んだので、感想を書いてみる。【シンプルライフ】」
でした。


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